防災ホイッスル(防災笛)おすすめ比較表
防災ホイッスル(防災笛)は種類が多く、「結局どれを選べばいいのか分からない」と感じる方も少なくありません。
そこでまずは、防災用途として重要なポイントに絞って比較できる一覧表を用意しました。
【結論】失敗しない防災ホイッスル(防災笛)の3つの選び方

防災ホイッスル(防災笛)は見た目や価格で選ぶものではありません。
災害時に本当に役立つ防災笛には、明確な基準があります。
結論から言うと、防災笛選びで押さえるべき最重要ポイントは次の3つです。
- 人と救助犬の両方に届く周波数で音が出る
- 少ない力で、長時間吹き続けられること
- 携帯性、耐久性、防水性がある
この3点を満たしていれば、「いざという時に使えない防災笛」を選んでしまう失敗はほぼ防げます。
以下では、それぞれの理由を具体的に解説します。
① 人と救助犬の両方に届く周波数
防災ホイッスル(防災笛)選びで、最も軽視されがちで、最も重要なのが「音の周波数」です。
人が音として聞き取りやすい周波数帯は、おおよそ 2,000〜4,000Hz とされています。 この帯域は、赤ちゃんの泣き声や警告アラーム音にも使われており、雑音の多い環境でも認識されやすいのが特徴です。
一方、救助活動では救助犬の存在も無視できません。 犬は人よりも高い周波数まで聞き取れますが、瓦礫の下や屋外の騒音環境では、極端な高音よりも中〜高音域の方が識別されやすいとされています。
人と救助犬の双方が認識しやすい「約3,000〜4,000Hz帯」の音を安定して出せる
音が大きいだけ、甲高いだけの笛では不十分で、気づいてもらえる周波数かどうかいう視点で選ぶことが、生死を分ける重要なポイントになります。
② 少ない力で長時間吹ける
災害時、救助を求める状況では万全な体調であるとは限りません。
- 怪我をしている
- 体力を消耗している
- 瓦礫の下で身動きが取れない
このような状況で、スポーツ用ホイッスルのように強く息を吹き込まないと鳴らない笛では、体力を大きく消耗し、すぐに限界が来てしまいます。
防災ホイッスルは、「一度大きく鳴らす」道具ではなく、「救助が来るまで鳴らし続ける」道具です。そのため、少ない息でも音が出せて、連続して吹いても疲れにくい構造であることが重要です。
- 少ない息でも音が出せる構造であること
- 連続して吹いても疲れにくい構造であること
子どもや高齢者、体力に自信がない方でも使えるかどうかは、防災ホイッスルとして適しているかを判断する大きな基準になります。
③ 携帯できる耐久性・防水性
どれだけ性能の良い防災ホイッスルを備えていたとしても、持っていなければ意味がありません。なぜなら災害は自宅にいる時だけでなく、外出先でも容赦なく発生するからです。
そのため、防災笛は「非常用袋に入れておくもの」ではなく、「常に携帯できるもの」である必要があります。
常時持ち歩くことを前提にすると、次の条件が重要になります。
- 落としてもこわれにくい「耐久性」がある
- 雨や水に濡れても使える「防水性」がある
- バッグや鍵に付けられる「携帯性」がある
災害時は、ぶつける・落とすリスクが高くなるため、壊れやすいものは致命的です。
また、台風や豪雨災害時では水に濡れるといった状況も想定されるため、「携帯性」に加えて、「耐久性」と「防水性」はセットで必須と考えておくと良いでしょう。
特に水に濡れると極端に音が悪くなる笛かどうかの見極めはしっかり行なってください。
この章のまとめ
防災ホイッスル選びで失敗しないために重要なのは、次の3点です。
- 人と救助犬の両方に届く周波数(約3,000〜4,000Hz)
- 少ない力で長時間吹き続けられること
- 常時携帯できる耐久性と防水性がある
次の章では、「防災笛とは何か」「スポーツ用ホイッスルとの違い」を整理し、なぜ「防災専用」の笛を選ぶ必要があるのかを詳しく解説します。
おすすめの防災笛
防災ホイッスルと他の笛との違いは?

「笛なら何でも同じでは?」と思われがちですが、防災ホイッスルとスポーツ用ホイッスルは、目的も設計思想もまったく異なります。
この違いを理解せずに選んでしまうと、災害時に“鳴らせない・届かない・気づかれない”笛を持つことになりかねません。
ここでは、防災ホイッスルの役割と、よく混同されやすい道具との違いを整理します。
防災ホイッスルの目的・役割
防災ホイッスルは、災害や緊急時に自分の存在を周囲に知らせることを目的に作られています。
最大の目的は、少ない体力で、できるだけ長く、遠くに「ここに人がいる」と伝えることにあります。
そのため、防災ホイッスルには次のような役割が求められます。
- 声が出せない状況でも救助要請ができる
- 暗闇や瓦礫の下など、視認できない場所でも存在を知らせられる
- 長時間、繰り返し使用できる
つまり、防災ホイッスルは「瞬間的に合図を送る道具」ではなく、「命をつなぐための道具」なのです。
防災ホイッスルとスポーツ用ホイッスルとの違い
スポーツ用ホイッスルは、試合や練習中に瞬時に注意を引くことを目的に作られています。
そのため、スポーツ用ホイッスル
- 強い息を吹き込む前提
- 短時間の使用を想定
- 音質やデザイン重視
といった特徴があります。
一方、防災ホイッスルは、
- 弱い息でも音が出る
- 長時間の連続使用を想定
- 音の「聞こえやすさ」を最優先
という点が重視されます。
見た目が似ていても、「想定されている使用環境」と「求められる性能」が根本的に違うのです。
防災ホイッスルと防犯ブザーとの違い
防犯対策として、防犯ブザーを持っている方も多いでしょう。
しかし、防災用途として見ると、防犯ブザーには弱点もあります。
防犯ブザーは、
- 電池切れのリスクがある
- 水に弱いものが多い
- 故障すると音が出ない
といった点が災害時には不安要素になります。
防災ホイッスルは、
- 電源不要
- 構造が単純で壊れにくい
- 水に濡れても使えるものが多い
という強みがあります。
理想的なのは、「防犯ブザー+防災笛」を併用することです。
日常の防犯対策は「防犯ブザー」、災害時の長時間の救助要請は「防災ホイッスル」と、用途を分けて考えることで安全性は大きく高まります。
この章のまとめ
- 防災ホイッスルは「命をつなぐための救助用の笛」
- スポーツ用ホイッスルと防災ホイッスルは、目的も設計も異なる
- 防犯ブザーとも役割が異なるが、防災ホイッスルと併用すると安全性が高まる
次の章では、防災ホイッスルの備えはどの程度必要かについて解説します。
防災ホイッスルの備えは何本必要?

防災ホイッスルは「1家に1つ」用意すれば十分、と思われがちですが、それでは不十分なケースが多いのが現実です。家庭防災において、防災ホイッスルの本数と保管場所の考え方が非常に重要です。
防災ホイッスルは、1人1本の備えが基本
防災ホイッスルの基本的な考え方は、1人につき1本です。
災害時、家族全員が同じ場所にいるとは限りません。
それぞれが別の部屋、別の階、あるいは屋外にいる可能性があります。
そのため、家族で1本を共有するといった備え方では、使いたい人が使えない状況が起こり得ます。
さらに見落とされがちなのが、外出先での被災です。
通勤・通学中、買い物中、旅行中など、家の外で災害に遭うケースも少なくありません。
この点を踏まえると、自宅用に1人1本、外出用にバッグに1本、という考え方が理想的です。
すべてを完璧に揃える必要はありませんが、基本を意識することが大切です。
防災ホイッスルを備える場所
防災ホイッスルは「非常用持ち出し袋に入れておく」だけでは不十分です。
なぜなら、災害発生直後に袋を取りに行けるとは限らないからです。
特に重要なのが、次の3か所です。
寝室
就寝中の地震では、暗闇・停電・家具転倒などが同時に起こります。
ベッド周辺に防災笛があれば、身動きが取れない状況でも救助要請が可能です。
玄関付近
避難時や外に出ようとした際、すぐ手に取れる場所です。
靴やヘルメットと一緒に備えておくと、行動がスムーズになります。
普段使いのバッグ
外出先での被災に備えるため、常に持ち歩くバッグに入れておくのが理想です。
キーホルダー型や軽量タイプの防災笛は、この用途に向いています。
私の備え方
我が家は1人1つの防災ホイッスルを備えており、大人はスマホのストラップに括り付けているため、基本的に常に一緒です。
その他には防災セットを購入した際に、中身の防災グッズに入っていた笛はそのまま防災リュックの取り出しやすいポケットに収納しています。
防災ホイッスルは、安価で「防犯対策」にもなるので積極的に備えることをおすすめします。


よくある質問
まとめ:失敗しない防災ホイッスルの選び方

防災笛は、災害時に自分や家族の命を守るためのシンプルで重要な道具です。
しかし、笛であれば何でも良いわけではありません。
本記事で解説してきた内容を改めて整理します。
- 人と救助犬の両方に届く周波数(約3,000〜4,000Hz)で音が出ること
- 少ない力で長時間吹き続けられること
- 常時携帯できる耐久性と防水性があること
その他、意識しておきたいことは、防災ホイッスルは、原則 「1人1本」備えることです。
また、とりあえず用意するのではなく、寝室・玄関・バッグなどのすぐ使える場所に備える工夫をしましょう。
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