失敗しない防災セットの選び方

火事から避難するときの3つのポイント

火災の避難方法

防災夫婦 BousaiLove)です。

消防白書(令和3年版)火災データ

総務省消防庁が毎年刊行してい消防白書のデータによると、火災の犠牲の約半数が「逃げ遅れ」が原因(46.9%)となっています。

また、死因は「火傷」と「一酸化炭素中毒・窒息」がそれぞれ約40%と、この2つで全体の8割を占めており、炎だけでなく煙も同レベルで危険であることがデータより読み取れます。

防災パパ

炎が近くまで迫ってきていないから大丈夫と思っていたら、
煙でやられてしまうケースも多いということですね。
怖すぎますね。
火事は決して甘くみてはいけません!

防災ママ

避難するときのポイント

火事から避難する3つのポイント
  1. 早く逃げる
  2. 煙を吸わない
  3. 絶対に戻らない

早く避難する

火災の煙や炎はわずか数分で建物内に広がります。

建物内が非常に危険な状態に陥る前に早めに屋外に避難することが大切です。

落ち着いて安全な避難経路はどこかを判断し、迅速に避難を始めましょう。

荷物を運ぶことで避難が遅れるのであれば、命を最優先に考え、荷物は置いて逃げましょう。

煙を吸わない

建物火災の死因は「煙による一酸化炭素中毒」が全体の約40%も占めており、煙はかなり危険です。

火災の煙は、一酸化炭素などの有毒ガスを多量に含み、その煙を吸い込むことで中毒を起こし、気絶したり、死に至ることがあります。

特に勢いよく炎を上げて燃えているときの「黒い煙」は、酸素の含有量が少なく、一酸化炭素などの有毒ガスを多く含みます。

黒い煙は明らかに危険だと感じますが、火災初期の色の薄い煙にも既に有毒ガスが含まれている場合があり、こちらも軽視してはいけません。

火災の煙と熱は、上方に溜まって から下方に下りてくるため、床に近い低いエリアには空気が残されています。

少しでも有毒ガスを吸い込まないように、鼻と口をタオルやハンカチでおさえながら姿勢を低くし、息は止めずに少しずつ浅めの呼吸をしながら素早く避難しましょう。

メモ
火元の部屋から避難するときは、部屋の窓やドアを閉めて逃げてください。
火災への空気の供給を遮断し、周辺への延焼と煙の拡散を遅らせて、逃げるための時間を少しでも長く確保するためです。

絶対に戻らない

火災現場から一度避難したら、絶対に戻らないでください。避難後に戻ったために犠牲になる人は少なくありません。

逃げ遅れた人がいるなら消防隊に伝え、プロに救助を任せることが大事です。

当然ですが、貴重品などは潔く諦めましょう。
命の方が大切です。

避難するときの豆知識

避難の際、タオルやハンカチは濡らさなくてもOK

消防庁 消防大学校 消防研究センターの検証データによると、火災から避難する際はタオルやハンカチは濡らさなくて良いと結論づけてあります。

  • 一般的に、ハンカチよりタオルの方が、除煙効果が高い。
  • タオルやハンカチを濡らした場合、吸気の温度を下げる効果は高いが、煙で目詰まりして息苦しさを感じたり、水分で繊維が収縮し、逆に煙除去率が下がったりする。
  • 煙粒子の大きな黒煙に対する、煙除去効果は高くなるが、通気抵抗が短時間に増大し息苦しくなる危険性がある。特にハンカチではその傾向が強い。

引用元:消防庁 消防大学校 消防研究センター

口や鼻を覆うタオルやハンカチは乾いたままでも十分に煙除けになる(除煙効果が高い)ため、特に濡らさなくても大丈夫です。

濡らした方が息を吸った時の空気の温度が下がる効果はあるものの、水分で繊維が目詰まりして息苦しく呼吸を妨げてしまうリスクがあります。

あまりに息苦しくなると、一瞬だけタオルやハンカチを離して呼吸したくなりますが、その一瞬が命取りとなります。

また、一刻を争う避難時にタオルやハンカチを濡らしている暇があれば1秒でも早く逃げてください。

防災パパ

検証結果の「ハンカチよりタオルの方が除煙効果が高い」というのは1つ勉強になりました。

部屋のドアは外の様子を探ってから開ける

避難途中にドアを開けなくてはならない場合、そのドアの向こうは既に熱くて有害な煙が充満している可能性も考えなくてはなりません。

いきなりドアを開けると煙をこちらに呼び込んでしまうリスクがあります。

そういった場合は、ドアを開ける前にドアノブを手の甲で触れて温度を確認しましょう。

手のひらで触って万が一にも火傷をしたりすると、その後の避難の大きな妨げとなるので、手の甲で触るというのがポイントです。

ドアノブが熱かった場合は「ドアの外はかなりの高温」と判断し、別の避難ルートを探しましょう。

1~2階なら窓やベランダから避難しましょう。

逃げ場がなく部屋で救助を待つ場合は、少しでも煙が入ってこないようにドアの隙間や鍵穴にティッシュを詰めたりテープを張ったりして目張りすることが大切です。

2階のベランダや窓から逃げるときは、まずぶら下がる

2階の窓やベランダから避難する際も考えなしにダイブしてはいけません。

まずは落ち着いて窓やベランダにぶら下がり、それから手を離して地上に飛び降りましょう。

ぶら下がることで1〜2メートルほど落下距離を縮めることができ、着時時の怪我のリスクを軽減する効果があります。

2階の窓やベランダから飛び降りなくても済むように、火災に気づいたら素早く行動し、1階から安全に地上へ出ることを心掛けましょう。

火災が発生したら避難し、大切な命を守ろう

火事から避難する3つのポイント
  • 早く逃げる
  • 煙を吸わない
  • 絶対に戻らない
煙の中を避難する方法
  • 煙を吸わないよう口と鼻を乾いたタオルやハンカチでおさえる
  • 床の方に残された空気を吸うために姿勢を低くし、息は止めずに浅めの呼吸をしながら素早く移動する
  • タオルやハンカチは濡らさなくて良い

防災パパ

今回は以上です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
防災夫婦 BousaiLove)でした。

防災ママ